皆さん、こんにちは。
年末年始、私は内山葉子医師による著書「おなかのカビが病気が原因だった」を読んだのですが、腸活に関連していて非常に興味深い内容だったのでご紹介します。
私たち、現代日本人の腸内にはカビ菌が多い傾向があるそうです。その原因として、
・世界と比較して日本はダントツに多く抗生剤をかんたんに処方しているため。
・湿度が多い気候であるのに、現代の日本家屋は非常に気密性の高く、昔の隙間のある状況と比較してカビが生えやすい。
・発酵食品を多く摂っている。
があげられるそうです。
発酵食品を摂ることは健康体にはとても良いのですが、カビ類のお陰で得られる発酵食品はカビ過多の腸内環境ではカビが増える条件になってしまいます。
カビが発生する毒素であるマイコトキシンが原因となって、アレルギー疾患、精神疾患、自己免疫疾患など、たくさんの病気を引き起こします。
腸内にカビが多いと、カビが体内の糖をエネルギー源とするために低血糖と測定されるので、血液検査で低血糖傾向を指摘された方は注意してみると良いかもしれません。
いかがでしょうか。原因不明の症状に、ひょっとしたら体内カビが関与しているかもしれない、とは驚きですね。
関心のある方は、冒頭にある本を読んでみて下さい。
※画像はカビ菌拡大写真