みなさん、こんにちは。
私もお酒は好きでよく楽しんでいますが、最近になって睡眠の質が悪化したな、と感じたことがありました。その後、アルコールを飲まない日を作ったり、アルコール量を制限したところ明らかに睡眠の質が改善したため減酒をつづけています。今日は、睡眠を含むメンタルヘルスをお避けの関係について説明します。
【睡眠】
昔から「寝酒」の習慣は正解各地にありました。なんとなく、就寝前にアルコールを飲むとリラックスとして眠れるような気がしますが、実際はその逆。アルコールを摂ることによってドーパミンが分泌され興奮状態になります。さらにアルコールから離脱する時に自律神経が亢進状態になり、心拍数があがり、発汗があったりるのです。このように、アルコール摂取は一定時間の眠気を与えてくれることもありますが、むしろ睡眠の質を下げることが研究でわかっています。
【認知症】
アルコールの摂取を継続することで、脳内でおもに記憶を司る海馬の体積が減少することがわかっています。アルコールを飲んで酩酊状態になると短期的な記憶が失われたりしますが、それ以外にも記憶、認知能力の低下を引き起こします。データによると、多量のアルコール摂取習慣がある方とそうでない方では、認知症の発症確率は約5倍だそうです。
【うつ病】
上記したように、アルコールを摂取すると気分が高揚する反面、アルコールが分解されたあとに交感神経優位な状態となり、やがて気分が落ち込みます。うつ病の患者の一定数がアルコール中毒リスクが高いのは、なるべくアルコールで酔っている時間を長くして興奮している時間を長くしたい心理からきています。この2点からアルコールはうつ病に悪影響を与えているのです。
いかがでしょうか。お酒はおいしいし、会食する時にも楽しいものですが、依存してしまうとメンタルヘルスに大きな悪影響を与えてしまいます。みなさんもお酒とうまく付き合ってメンタルヘルスを維持しましょう。