うつ病と食事の関係

うつ病と食事の関係

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2024/10/22(火)
みなさん、こんにちは。
今日は年々増加しているうつ病と食事との関係について解説します。

日本におけるうつ病、躁うつ病患者数は2020年の報告では1700万人おり、2000年には400万人ほどだったので、この20年間で4倍に増加しています。男女比では5:3ほどの比率で女性の方が多く、年齢では40代をピークに中年世代がトップであるものの、20歳未満から老齢まで広く分布しています。

うつ病の研究はどんどん進んでおり、うつ病患者の食事にはビタミンD、B群。ミネラルでは鉄、亜鉛。アミノ酸ではトリプトファン、メチオニン、チロシン。脂肪酸類ではDHA、EPAがそれぞれ不足しています。
加工食品の消費がどんどん進行しており、それにより特にビタミン類が不足している状況がうつ病患者の増大に関係している、という説が有力であるとのことです。
脂肪酸であるDHAやEPAは青魚に多く含まれ、ビタミンDはきのこ類や魚介類に含まれます。アミノ酸類は乳製品、魚、大豆、ナッツなどに多く含まれます。こうしてみてみると、魚食がうつ病対策にも有効であることがわかります。魚の消費が減少していることも、日本人のうつ病罹患率の上昇と関係しているかも知れません。

ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂肪酸の摂取にはサプリメントも有効です。日本の伝統的な食事内容が維持できれば理想的ですが、それが難しいようであればサプリメントも活用してはいかがでしょうか。

今日は、日本でどんどん増加している精神疾患であるうつ病と食事の関係についての解説でした。